感覚的なもの

言葉では説明できないものがある。分からない、分からないと言われ続けても、結局、分かる人にだけ、分かったらええやんと割り切れるようになった。 もちろん、文章表現が下手であるというのは、素直に受け入れる必要があるのだろう。し…

1+1

人生は、1+1を、ずっとしていかなければならないものなのだろうか。 噂によれば、正社員は、「ジョブ・ルーティン」というものがあるらしい。1つの部署で経験を積めば、別の部署に回る。数年経って、ようやく慣れたと思ったら、さら…

やってらんなくなった時

高校2年間で、一応先輩方の手前、マジメに部活に取り組んだのだ。あれで、マジメかと言われても、あれが限界だったのだ。一応、夏の大会でヒットは打った。自慢ではないが、複数安打だ。ただ、そんな選手は、全国にいくらでもいる。 し…

変化

野球の話は、実は、あまりしたくない。私が、高校の時に最後まで、やり遂げなかったからだ。過去への不平が、未来を切り拓くわけがない。現在の惨めな自分を肯定するために、過去をつくりかえたいわけではない。 太宰治が、否定的な意味…

野球の経験

中学から野球部に入った。小学校のクラブで、週に1回くらいは、もしかしたら野球はやっていたかもしれないが、本格的にはしていなかった。 そうしたら、中学に入ったら、思いの外、経験者との力の差を痛感することになった。とりわけ、…

「運命」とは何か

「運命」と出会うとは何か。 そんなキラキラしたものではない。運命の人と出会って、結婚式でお祝儀を出してもらって、幸せアピールするといった類のものではない。 小林秀雄が言っていたように、それはもっと「暗い」ものなんだ。 暗…

苦悩はあるか

自分に問いかけているが、「他者批判」でもある。 昔テレビを見ていたとき、「ヒット・ソングの法則」なるものを解説している番組があった。 その「法則」通りにやって、ヒット・ソングは生まれたのだろうか? 昔、尾崎豊を好きだった…

勘ぐらないで

高校野球は、2年で終わった。また、昔の話だ。 悔やんでいることではない。ただ、脳科学的には病気なのかもしれないが、頭に思い浮かんでくることがある。治そうとしたこともあったが、今はとても感謝している。体系的・論理的ではない…

どのような人間になりたいか

「表現者」になるんだ。俺は、「表現者」なんだ。 20代の時は、尾崎豊が好きだった。大学院に行っていたが、客観的研究では物足りなかった。あるいは、最後まで理解できなかった。 尾崎が生きることができなかった、30代を生きてい…

間接話法

太宰治の語りの魅力は、『人間失格』の大庭葉蔵の手記に象徴されるように、「一人称」にある。葉蔵=作者・太宰とも受け取ることができる構図だ。 他方で、『人間失格』では、「人間」によって葉蔵は相対化されている。読み手は、葉蔵の…