苦悩はあるか

自分に問いかけているが、「他者批判」でもある。

昔テレビを見ていたとき、「ヒット・ソングの法則」なるものを解説している番組があった。

その「法則」通りにやって、ヒット・ソングは生まれたのだろうか?

昔、尾崎豊を好きだったが、彼の死の原因について、いろいろ言う人がいた。

肺水腫という死因は、覚醒剤の投与があったということになるらしい。

他殺なのか自殺なのか、それは私には問題ではない。

ただ、彼の「苦悩」を感じる。

ある音楽評論家が、30代になって突き抜けなければならなかったのに、と批判的に語っていた。

しかし、その評論家が、尾崎のような共感を得られているわけではない。太宰治やゴッホを当時批判していた人たちが、彼ら以上の「芸術」を残せただろうか?

人のことをごちゃごちゃ言わず、自分のことを見つめよう。講義と学内業務の合間に、ついでに文章を書いている研究者たちの話なんか、もう聞きたくもないし、話したくもない。

今私が対話しているのは、自然・神だ。他は、眼中になくなってきた。

 このサイトでは、小説や文芸評論を取り上げながら、どうすれば「絶望」から「真実」をつかむことができるのかについて検討していきます。なお、『先導者たち』というブロマガサイトでも、筆者自身の闘病体験を踏まえて、文筆活動を行っています。

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