タイトルが思いつかない
体が動かなくなる、なぜなんだろう 文字を読むこと、書くことが好きになったはずだったのに 文章を読んだり、考えたりした次の日、起きれないのだ よく考えると、小さい頃、身体を動かす方が、どちらかと言えば、好きだったな 有名な…
体が動かなくなる、なぜなんだろう 文字を読むこと、書くことが好きになったはずだったのに 文章を読んだり、考えたりした次の日、起きれないのだ よく考えると、小さい頃、身体を動かす方が、どちらかと言えば、好きだったな 有名な…
太宰治と向き合うことで、私の執筆は終わることができるとさえ考えている。それは、私自身が感じているだけで、別に誰からも期待されてはいない。 お前の文章なんてわからないと、よく言われてきたが、別にそれで結構だと割り切っている…
最近、父がタバコをやめている。肺に異常が見つかったらしい。娘にやめるように言われても、兄貴が肺を摘出しても、やめなかったあの父が、だ。 「外的要因」によって、断念させられた経験というのは、誰しもが有していることなのだろう…
死の淵を経験した者がよく口にしているが、私も余生だと思って生きている。 ただ、太宰治との違いは、親の墓だと思う。太宰は、戦中生家に疎開していたが、戦後再び上京した。その時には、作品「冬の花火」のように、親・生家との別れを…
「運命」と出会うとは何か。 そんなキラキラしたものではない。運命の人と出会って、結婚式でお祝儀を出してもらって、幸せアピールするといった類のものではない。 小林秀雄が言っていたように、それはもっと「暗い」ものなんだ。 暗…
塾を手伝っていると、違和感を覚える。それは、ほとんど太宰治『人間失格』の核心部分に近いように思われる。それは、「人間」の生活が理解できません。飯を食う、そのために働かねばならないのだというのが、分からないのです。 人生の…
精神病院に入れられたのは、「強制入院」であった。精神科医が、「何時何分」と言って、ハンコを押す。その光景は、今でも目の前に浮かび上がってくる。 それまで、幸いなことに、入院らしい入院などしたことがなかった私は、数日で帰る…
人間とは、互いにバカにし合いながら、生きているのだろうか。だいぶ前のことになって、最近書けるくらいにはなった。友だちの友だちみたいな人がいて、結構お給料が高いようだった。 私の懐事情も察してか、食事に行ったときに、少し多…
今回は、「誰に向けて書くのか」について考えてみたい。自分が書いた物を他人に読むことを強いることはできないが、後々まで読み継がれるような物を書きたい。その時問題になるのは、自分とは考えの異なる他者を批判するだけでは、文学の…
今回は、頭木弘樹・NHK〈ラジオ深夜便〉制作班『NHKラジオ深夜便 絶望名言』(飛鳥新社、2018年)を取り上げます。同書は、NHKラジオの深夜便で好評を博した番組内容が、書籍になったものです。有名な作家の「絶望名言」…