作者が出ているか
今から振り返ってみると、私は、学術論文で自分を表現することなど出来なかったのだと思う。自然科学だけではなく、社会科学においても、「客観性」が求められているのだから、「主観的」に書いてはいけないと指摘されたことがあった。 …
今から振り返ってみると、私は、学術論文で自分を表現することなど出来なかったのだと思う。自然科学だけではなく、社会科学においても、「客観性」が求められているのだから、「主観的」に書いてはいけないと指摘されたことがあった。 …
「文体」についてだが、つくづく「読む」ようにしか「書く」ことができないのではないかと思った。処女作では、これまで力を入れてきた「文章読解」を強調しすぎて、力みすぎの感がある。 自分のことについて書いていることはいいにして…
覇気をみせる 気張る 死地に活路を見出す 一撃を報いる 昨日、39歳の誕生日を迎えた。太宰治とは違って、私は、もう少し生きないと、作品を残すことができそうにない。 よくよく考えてみると、これまで、ほとんどが負け戦であった…
太宰治にはなれそうにない。私は、今月21日で、39歳になる。記憶の限りでは、39歳の誕生日に、太宰治の死体が発見されたという。 太宰の全集を所有しているが、あれだけの質と量の作品を、その歳までに書き上げるには、他のものを…
最近、精神科医が統合失調症と名付けている症状があらわれてきた。治すべき症状として、病院では取り扱われてはいるが、私の場合は、よくよく考えると、違っていた。何か書くべきことがある時に、何かが私に知らせてくれているのだった。…
昨年度から、自分で身の回りのものを修繕している。本の出版を終えて、これまでの人生が一段落したからだ。具体的に、トイレを和式から洋式に変えた。また、一般的家庭人からすれば、普通じゃないかと思われるかもしれないが、Wi-Fi…
小さな人でも、相手の力を利用して、大きい相手を倒すことができる。 立ち飲み屋で、非正規で不安定な収入であることを批判されたが、創造性に欠ける「一人前の社会人」を批判した。それは、「柔よく剛を制す」とは、違うな。 時代の変…
非常識人が常識を語る。私は、学校が嫌いだったので、説教されるのが嫌いだった。それが、教育する側になっているので、説教臭いことには、かなり抵抗がある。 頼みますから、できるだけ家で、普通のしつけはしてきてほしい。そう思って…
ひとりひとりの子どもの特長を見極めるというのは、創造を生み出す土台であることに、疑いはない。なぜなら、子どもと直接向き合っているからだ。小林秀雄も、心理学の創始者とされるフロイトが、患者と向き合って、1つの理論を打ち立て…
塾を手伝っていると、違和感を覚える。それは、ほとんど太宰治『人間失格』の核心部分に近いように思われる。それは、「人間」の生活が理解できません。飯を食う、そのために働かねばならないのだというのが、分からないのです。 人生の…