本田健『人生の目的』
今回は、本田健『人生の目的―自分の探し方、見つけ方』(大和書房、2018年)を取り上げます。本田は、生き方に関する著書を多数執筆して、セミナー活動も活発に行っています。同書を通じて、タイトルの通り、人生の目的や、幸せと…
今回は、本田健『人生の目的―自分の探し方、見つけ方』(大和書房、2018年)を取り上げます。本田は、生き方に関する著書を多数執筆して、セミナー活動も活発に行っています。同書を通じて、タイトルの通り、人生の目的や、幸せと…
今回は、神田房枝『知覚力を磨く―絵画を観察するように世界を見る技法』(ダイヤモンド社、2020年)を取り上げます。美術史研究者の神田は、「脳科学」に依拠しながら、「絵画を見るように世界を見る」という方法を紹介した上で、…
今回は、五木寛之『ただ生きていく、それだけで素晴らしい』(PHP研究所、2016年)を取り上げます。五木のメッセージとは、タイトルの通り、生きているということ自体がすばらしいのであって、これができなければ、生きる意味や…
今回は、頭木弘樹・NHK〈ラジオ深夜便〉制作班『NHKラジオ深夜便 絶望名言』(飛鳥新社、2018年)を取り上げます。同書は、NHKラジオの深夜便で好評を博した番組内容が、書籍になったものです。有名な作家の「絶望名言」…
今回は、五木寛之・立松和平『親鸞と道元』(祥伝社、2018年)を取り上げます。五木と立松の両人が、親鸞と道元について語り合い、共通点と相違点を明確にしています。2人の対話を参考にして、仏教について考えます。 まず、親…
今回は、猪瀬直樹『ピカレスク』(小学館、2002年)を取り上げます。猪瀬は、太宰治が山崎富栄とともに入水自殺した理由や経緯について、多くの資料に基づいて、興味深い仮説を提示しました。今回は、その仮説と根拠を説明した後で…
倫理と芸術の相克 今回は、奥野健男『太宰治論〈増補決定版〉』(春秋社、1966年)を考察します。太宰は、「自分が他と異っている」という「自己の欠如感覚」を有していました(13頁)。この「欠如感覚」を根幹として「下降」と…
自ら「真実」を探し求める「主体性」を重視する立場に基づいて、次の2つの立場を批判しておきたいと思います。以下で論ずるように、その2つの立場は、「本当の自分」と向き合う行為の真の意義を理解することができないという、共通の…
このサイトでは、個人の「歴史」を軸に据えて、「仮説」の「因果関係」を証明していきます。その理由は、「仮説」に関する記事で説明した因果推論を踏まえると、3点あります。 第1に、原因は結果よりも時間的に先行しているからで…
「絶望がどのような意味を持つのか」という「問い」に対して、1つの「仮説」を提示したいと思います。その「仮説」とは、「絶望が真実の発見に資する」というものです。筆者の考えでは「真実」とは、「自分とは何者か」に対する答えで…