野焼き

年明けに、借りている畑で、焼き芋をした。数日後に、あるおじさんが、畑で燃やしたか?と、不機嫌そうに聞いてきた。その家近辺に、灰が降り積もっていたそうだ。 燃やしたことは確かだったので、その場では、とっさに気をつけますとだ…

自習・自学について

昔、ノーベル化学賞を受賞した方が、こんなことを述べていたように記憶している。日本の学生は、偏差値的には悪くないが、質・量ともに最悪である、と。要するに、与えられた問題には、ある程度答えられるが、自分で問いを立てて、答える…

動けるようになるには

昨年度の大きな転換点は、書籍の出版と同時に、薬をやめたことだった。薬と言っても、麻薬ではなく、「ゼプリオン」という統合失調症の治療薬である。 医学的には不十分な説明だろうが、この疾患は、ドーパミンが過剰に分泌されることが…

何ができるか

年始に祖母が来ることになった。かなり介護が必要になっているようだ。これまで一緒に暮したことはない。今回は、寝泊まりはしないが、接する時間は、これまでで一番長くなりそうだ。 介護は、祖母に限ったことではなく、高齢化社会の日…

任意と強制

精神病院に入れられたのは、「強制入院」であった。精神科医が、「何時何分」と言って、ハンコを押す。その光景は、今でも目の前に浮かび上がってくる。 それまで、幸いなことに、入院らしい入院などしたことがなかった私は、数日で帰る…

学ぶ姿勢

別に説教くさいことを言うつもりはない。ただ記憶を書き留めているだけだ。外に教えに行っている時に、相談に来た生徒がいた。正直、あまり偏差値的には、上位ではなさそうだったが、別に間違えたところを解説して、生徒評価が下がらない…

堀木

私には、『人間失格』に登場する「堀木」みたいな友がいる。悪友とも言えるかもしれないが、私に遊びを紹介してくれた人だ。正直、大学院時代は、研究会の打ち上げや送別会くらいのものでしか、飲みに出かけることはしなかったが、大学の…

銭ゲバ・BBA

ふと思い出したことがあったのだが、もしかするとなかったかもしれないような気がしてきている程度の話だ。母の仕事を手伝っていて、指導の振替を要求してきたお母さんがいらっしゃった。 月に指導回数が決まっている場合であれば、その…

ニーハオ

大学1年のとき、取得単位はゼロであった。たしか10月くらいから、ジャズ・バーみたいなところで、アルバイトをしていた。その業務が終わると、帰るのは決まって終電であった。 乗る電車が一緒の先輩とたまに帰っていたのだが、駅から…

人間社会

人間とは、互いにバカにし合いながら、生きているのだろうか。だいぶ前のことになって、最近書けるくらいにはなった。友だちの友だちみたいな人がいて、結構お給料が高いようだった。 私の懐事情も察してか、食事に行ったときに、少し多…