金縛り
田植えをした。 水の調整が思った以上にたいへんだった。 池から流れてくる水を引き込んでからせき止めようとしたのだが、U字溝に土嚢袋を詰めるだけではだめだった。 水回りのミニ工事をしてみたのだが、出てきたのは、かなりのゴミ…
田植えをした。 水の調整が思った以上にたいへんだった。 池から流れてくる水を引き込んでからせき止めようとしたのだが、U字溝に土嚢袋を詰めるだけではだめだった。 水回りのミニ工事をしてみたのだが、出てきたのは、かなりのゴミ…
本当に理解し合える人など、いないのではないか。両親でさえ、私を精神病院に入れたのだ。 ただ、一面的に捉えることもまた、できないのだ。 長野市の事件では、市議会議員の息子は、どうやら幻聴がきこえていたようだが、両親が関係が…
そろばんをしたり、学校に行って、何の意味があるの? 誰しもが疑問に思っているのだろう。 直接若い世代に接すると、そのような率直な問いに出くわす。 胸が痛むような、何とも言えない苦しみを覚える。 説明できないからだ。なぜ説…
1冊本をまとめることができて、肩の荷がおりたのか、マジメに読解などしていない。 もともと誰からも期待されていないのだから、肩に荷などなかったのだ。 気負いすぎていたのだろう。 編集者の方にも、引用が多すぎると言われたのだ…
私には、私の感性がある。それは、私の経験に基づくものであるので、他の誰とも完全に一致するものではない。 私は、別に他者に個人的見解を押し付けているわけではない。けれども、自分自身が磨いてきた感性は、捨て去ることなく、大事…
病気と言われてしまえばそれまでだったように思うが、妄想と幻聴におそわれたときがあった。 医学的にとか、客観的にという答えでは、到底納得できるものではなかったので、個人的には、文芸評論や小説などに説明を求めていくようになっ…
文学史には詳しくない。しかし、太宰治は、古典をひもとき、物語を創作したし、小林秀雄も、西洋文明に出会った日本を論じた。 日本人として生まれた以上、おのれを振り返りながら、日本とは何かについて考えたい。その1つの方法として…
太宰のようだと言われた作家の作品を手に取ったものの、やはり太宰ではなかった。 太宰は太宰であって、賞を受賞している有名な作家でさえ、太宰ではありえないのだ。 かなりがっかりする。彼のような生き様ではないからだ。 もちろん…
もともと小説が好きではなかったが、作者の生き様が作品にあらわれている小説の方に、関心が向くようになった。 太宰作品はすべて読むつもりだが、なかなか進まない。理解を深めるために、評論や解説書も参考に読んでいる。 最近、東郷…
昔、ドイツの政治学者マックス・ウェーバーの本を、かなり熱心に読んだことがある。私の理解は、次のようなものだったと記憶している。 政治の本質が、利益の対立と調整にあることを踏まえて、対象として取り上げた論文の前提を、抽出し…