自分の道を歩いてゆける

「自信」というには、程遠いかもしれない。

それでも、自分には他の人とは違う道を歩いていけるという自信。

希望した進路は、閉ざされてしまったにもかかわらず、なぜかそれは生まれてきた。

なぜだろう。

子どもから大人まで、生活する上で出会ったにすぎない、ものすごく小さな世界だが。

ライバルがいない。同じ悩みを抱えている人を見かけない。

必要のない悩みだと、「家庭の幸福」を味わっている彼らは言うだろう。

世間様に理解されなくてもいい。

だから、好き勝手言ってもらって構わないのだが、彼らにはできないことをする、命がけで。

これは、彼らと同じような、「自己肯定のエゴイズム」ではない。

たとえ、自ら死を選ばなくとも、太宰なら分かってくれるだろうか。

 このサイトでは、小説や文芸評論を取り上げながら、どうすれば「絶望」から「真実」をつかむことができるのかについて検討していきます。なお、『先導者たち』というブロマガサイトでも、筆者自身の闘病体験を踏まえて、文筆活動を行っています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA