とくに資格も取得しておらず、手に職をつけているわけでもないので、あまり稼げていない。
大学院にいたのは何だったのかと自問するときもあったが、今はこうにしかならなかったと受け入れている。
好きな人はいたが、フラれて、悲しかったものの、よくよく考えると、ずっと一緒にいるのは、正直ごめんだった。
奨学金の返済に追われていなくとも、子育て、家賃やローンなど、同級生はとても頑張っていると思う。
私以上に、夫妻は負債を背負っているようだ。
良いも悪いもないのだ。
ただ、自慢げに話してくる奴が、とてもうざい。
お前にはキャリアがないだの、家庭がないだの、と。
私は、永遠に素人なのだ。謙虚に学び続けているという意味なのではなく、本当に素人なのだ。
家事をしてみた。農作業をしてみた。教育関係もしてみた。
どれも腰を落ち着けて、十分な利益を生み出せるものではない。
いつ死ぬかもしれないが、ただ生きているだけでも感謝しよう。