今、近くの家で、解体工事をしている。結構、音がうるさい。
しかし、新しいものをつくりだすときには、必ず破壊・解体しなければならない。
その解体が始まった家だけではなく、もう別の一軒もまた、諸事情あって、普段人が住んでいない。
社会では、「空き屋問題」と名付けられているようだが、少子高齢化が進んでいるのを、身近に実感することができる。
こんなことを言ってしまうと、よくないのかもしれないが、一言記しておきたい。
前述した2軒は、ともに土地が100坪ほどある。私の家の倍はあるそうだ。
そして、古いとは言っても、修繕すれば、まだ人が住めそうなのだ。
どちらのご家庭も、息子や娘さんがいるのだが、それぞれに家庭を持って、地元から離れていった。
私のように、ずっと実家にいるわけではなく、しっかり生活されているから、戻る必要はないのだろう。
もちろん、建物は古くなれば、価値や価格は下がってしまうので、地価が高いのであれば、売ってしまった方がお得なのかもしれない。
それでもやはり、思ってしまう。いくら大きくて、立派な土地や家があっても、住む人がいないと、雰囲気が寂しくなってしまうのだな、と。