家庭の幸福

教育をしていると、太宰治の気持ちがよく分かってきた。

もちろん、精神病院に入院したというのが、『人間失格』を読む直接的なきっかけであった。

「戦後の日本人」を象徴している方々が、かなり大多数を占めているのだ。

最近米国で太宰作品が流行っているらしいから、変に彼を引用しないようにしたいのだが(誰もこんなブログ読んでないだろうが)、戦後日本に幻滅したという点については、どのくらい紹介されているんだろうかと思う。

何のための学問なのか、何のために教育があるのか。

子どもが宿題を、答えを見て写していたら、どう言うべきか。どうやってその答えにたどりついたのか、説明できるか。

ちゃんと授業をうけたのか、教科書を理解できているのか。理解できているのか、具体的に問題を一緒に考えたか。

そろばんで、簡単な計算ができないんだったら、指を出すとか、声をだしてみるとかさ。

もうちょっと、考えてやれよ。

ご熱心に質問されてますが、自分の子どもには、あまり問い詰めてご質問されていないようですね。

感性鈍くないですか。もしかして、リビング・ダイニング・キッチンで、子どもが宿題をしているときに、テレビをつけていたり、スマホでおしゃべりしていませんか。

 このサイトでは、小説や文芸評論を取り上げながら、どうすれば「絶望」から「真実」をつかむことができるのかについて検討していきます。なお、『先導者たち』というブロマガサイトでも、筆者自身の闘病体験を踏まえて、文筆活動を行っています。

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