うさんくさい奴が多いというのが、研究会の集まりだった。
間違っているのに、大学教員だから正しいというような思い込みがある人。
特定の事例を、研究の射程の外に置いたのはなぜなのか?
その問い自体が意味をなさないという指摘に疑問を感じない人。
なぜなら、自分の思想的立場から、都合の良い事例や根拠を出しているからだ。
レポートみたいな論文を出していながら、問題解決型の思考を身に付けるようにと指導する。
外国人研究者の思考枠組みに従って、考えて、問題点を指摘しているだけなのに、か。
感覚的に肌に合わないというのは、やってみてはじめて分かった。